ITILについて
こんにちは!エンジニアのF.Oです。
先日、ITIL v3 ファンデーションを受験し合格しましたので、学習内容を共有します。
また、ITILについて簡単にまとめてみました。
学習のきっかけ
参画した現場で、課題管理体制などを迅速に整えたり、運用管理について改善を次々と行っているプロパーさんがいたのですが、「なぜ、あの人は迅速に適切な運用管理ができるのか」と疑問を持ち、なにかモデルにしているものや教科書などがあるのかもしれないと思いました。
ネットで色々調べてみると、ITILを見つけ、ITILには資格があるという事を知りました。
ITILを学習することで、運用管理について基本的な考え方などが身に付くと思い、資格取得を通じて学習しようと思いました。
ITILとは?
Information Technology Infrastructure Libraryの略。
ITサービスマネジメントのベストプラクティス(成功事例)を体系化した書籍群のこと。
ITサービスマネジメントの教科書的な位置付けにあり、組織の種類や規模に関係なく適用できるため、世界の多くの政府や企業において、ITILを取り入れた業務が行われている。
ITILを活用するメリット
ITサービスの品質向上により、顧客満足度が向上する
効率的なサービス管理によりコストを最適化できる
リスク管理強化により問題が減少し、安定したサービスを提供できる
ITILのバージョン
※ITIL v3 Foundationの日本語試験は2023年3月末以降は廃止の可能性あり。
(ITIL(V3-2011)日本語試験終了時期とITIL4上位書籍&資格の日本語化時期について: https://itstrategy.jp/archives/15359)
資格体系
ITILの資格体系は、
「マスター」
「エキスパート」
「インターミディエイト」
「プラクティショナ」
「ファンデーション」
の5種類。
ファンデーションは、
「ITサービスマネジメント及びITILに関する基礎知識を保有していること」
を認定する試験。
ITILv3の全体像
ITILv3では、以下の5つのフェーズを「サービス・ライフサイクル」としてまとめている。
①サービスストラテジ(戦略)
②サービスデザイン(設計)
③サービストランジション(移行)
④サービスオペレーション(運用)
⑤継続的サービス改善
ITILの内容を一部紹介
現場でのITIL活用例
次の画像では、アラート監視や課題管理について、私が参画した現場での運用管理体制と、それぞれがITILではどの部分に当たるのか、というのをまとめてみました。
最後に
ITILはサービスの状況に応じて部分的に活用することができます。
また、公共機関、民間機関、大・中・小の企業規模に関係なく、どの組織でも適用できるので、基本的にどの現場でも活用が可能です。
バージョンは変わっていきますが、長く汎用的に使える知識なので、今後の現場でもITILを意識して業務に取り組んでいきたいと思います。
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