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【AWS】AWS Schema Conversion Toolについて~前提&インストール編~

本格始動したばかりの業務推進部所属、いがたんです!
オンプレのOracleからAurora PostgreSQLに移行するときに利用したツール、AWS Schema Conversion Tool (SCT)が便利なので(自分の備忘も兼ねて)紹介します!

【ライターの紹介】
(みんなが良く分かっていない)業務推進部のいがたんです。
社内SNSでよく独り言をつぶやく自称インフルエンサー。
現在は金融系の案件でDB移行のお手伝いをしています。


AWS Schema Conversion Toolとは

めっちゃざっくり書くと、既存のDBから、別のDBにスキーマ変換ができるツール
ただ、変換後のDBはAWS上のサービスでないとダメという制約があります。
> 変換されたスキーマは、Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) My SQL、MariaDB 、Oracle、SQLServer、PostgreSQL DB、Amazon Aurora DB クラスター、または Amazon Redshift クラスターに適しています。

引用元:

注意ポイントとして、「SCTはあくまでもスキーマ変換ツールである」ということ。
データの移行はSCTではできず、別のサービスを使うことになります。
SCTを使ってスキーマ変換→AWS Database Migration Service(DMS)を利用してデータ移行、といった形が王道になるかと。

インストールと前提条件

  1. 前提条件(OS)
    2024/11/1現在、以下のOSであればインストール可能(サポート対象)です。

  • Microsoft Windows 10

  • Fedora Linux 36 以降

  • Ubuntu Linux 18 以降

引用元:

(実はWindows Serverでも普通に動くんですよね。サポート対象外だけど)

2.前提条件(動作要件)
「検証だしお金かけないようにしよう」と思って適当に小さいサーバにするとSCTが起動しないんですよね…
ベストプラクティスに
> 使用可能な最小メモリのサイズは 4 GB 以上に設定することをお勧めします。
としっかり記載がありました。

引用元:

※Windows Server使ってると、メモリ4GBでも厳しいかもしれないです。
 個人的には8GBあると安心感があります。

3.インストーラー

↑のリンクからインストーラーを入手できます。
最新版のインストーラーしか取得できないので要注意!
※過去バージョンが欲しくてサポートに問い合わせてもダメでした。
 検証時に使用したインストーラーはなくさないように大切に保管しましょう。

4.JDBCドライバー
SCTの利用時に移行元(ソースDB)と移行先(ターゲットDB)のJDBCドライバーが必要です。
対応するドライバーを公式サイトから入手しておきましょう!

構成図

超ざっくり書きました。
今回の構成のポイントは以下3点です。

  • ソースDBはオンプレOracle

  • ターゲットDBはAurora PostgreSQL

  • SCTはWindows Server 2019にインストール

実際に起動してみよう

1.SCTのインストール
ダウンロードしたzipファイルを解凍すると、「AWS Schema Conversion Tool-{バージョン}.msi」というファイルが出てきます。
これをダブルクリックで開くと、以下のような画面が出てきます。

ライセンスに同意したり、インストール先を指定したり…「Next」をポチポチしていくと無事インストール完了です!

2.SCTを起動しよう!
(本当に初回インストールのときだけ)SCTの一般設定画面(Global Settomgs)が表示されます。

今回はOracleとPostgreSQLなので対応するところに対象のドライバーのファイルパスを入力していきます。

まとめ

これでいつでもSCTが使える準備ができました。
インストールはとても簡単なので検証するにも大きくつまずくことはないと思います。
ポイントとしては、SCTのインストール先のメモリサイズになるかと。
小さすぎるとそもそも起動せず「???」となるので。笑


ただ、異種DB間でのスキーマ変換なので意外とつまずいたりうまくいかなかったりするんですよね…
実際にSCTしてみた結果や、つまずいた点・戸惑った点などは別の記事でご紹介予定です!
乞うご期待!!

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