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AWS SAAに2週間で合格できた話。

こんにちは、SAAYAです。

本記事は、筆者がAWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト(以下SAA)試験に2週間で合格することができたので、勉強方法や解答のコツについてまとめたものです。
先に断わっておきますが、筆者はAWSの業務経験が1年以上あったので2週間でも間に合いましたが、全く触ったことのない人で2週間はほぼ無理だと思います。
AWS初心者の方は2週間で詰め込もうなんて思わず、ゆっくりお勉強した方が絶対良いです。
が、業務経験があるとはいえ2週間で取るにはそれなりに頑張ったので、ナレッジ共有として投稿させて頂きます。



この記事を書いているALHには 20名を超えるAWS資格コンプリート者が在籍中!

使用した教材


皆さんご存じUdemyの講座です。
これは絶対買ったほうがいいです!!!
SAA試験によく出てくるサービスについて動画で詳しく説明してくれて、ハンズオンもあるのでコンソールでの実際の操作方法も見ることができます。
また、各セクション毎に小テスト(結構ちゃんと難しいやつ)がついていて、模擬試験も3回分ついているので、理解度の目安にもなり、かなり効率よく勉強できます。

Udemyは定期的にセールをしていて、簡単に定価からゼロ1個分くらい値引きされるので、安くなったタイミングで購入しましょう。
¥12,000もするので、定価で買うのは狂気の沙汰です。
私は¥1,500くらいの時に買いました。


こちらもご存じUdemyの教材です。
模擬試験が6回分収録されていて、安い時だと¥1,200くらいで買えるのでこれもかなりおすすめです!
本試験と同様かそれよりも難しいくらいの難易度になっていて、解説もかなり詳しく載っています。
本試験と同じようなUIなので、AWS試験やCBT方式のテストが初めての人は操作に慣れる意味でも絶対やった方が良いと思います。


勉強方法


~最初の1週間~
先程の『これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(SAA-C02試験対応版)
』の動画を見て、ひたすらインプット。
添付の小テストも実施し、わからなかったり間違えたりした場合は再度動画を見直して、満点が取れるようにしました。

※ちなみに私の場合はセクション1~3・EC2・VPC・Well Architected Frameworkは見なくてもいけそうだったので飛ばしました。
全部見るとなると、1週間では足りないかもしれません。

~次の1週間~
動画を見た後は、添付の模擬試験を解きました。
初めて解いたときは正答率が65%ほどだったので、「やばいやばいこれじゃ全然間に合わないやばい!!!!!!」と一旦パニックを起こしました

そこで先程の『【SAA-C02版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)』を追加購入し、問題数をこなすことで出題傾向をつかんだり、自分の理解度が足りていない部分の把握→復習という勉強方法に切り替えました。

この模擬試験集は回を追うごとに難易度が上がるそうで、8割くらい取れるようになったな~と安心していると、次の回でまた7割を切ったりなどして、とても心臓に悪いです。笑
でもおかげで本番の試験の方が簡単に感じることができたので、1回目で合格点が取れなくても、問題の見直し→復習を繰り返せば大丈夫です!!(多分)


勉強してわかった、おさえるべきポイント


◆SQS+Lambda+DynamoDBの構成

AWSの推すサーバレスコンピューティングにはこの3つを連携させて作る構成が欠かせないようで、とにかくこの構成が解答となるような問題が多いように感じました。
この構成により実現できること(ユースケース)、連携させる方法は必ず理解しておきましょう!

◆SQS・SNSの違い

選択肢に一緒に登場することがとても多いので、SQS(Simple Queue Service)とSNS(Simple Notification Service)の違いも理解しておいた方が良いです。

内容理解せず丸暗記するのはあまり良くないですが、
SQS=「ポーリング」
SNS=「プッシュ」
をキーワードとして覚えると良いと思います。
それから、それぞれのサービスでできること・できないことを理解し、「この場合はどちらを選ぶべきなのか」というのを判断できるようにしておきましょう。

◆EC2インスタンスの購入オプションについて

EC2インスタンスの購入方法に関する問題もよく出てきます。インスタンスの種類としては以下の3つがあります。

オンデマンドインスタンス:従量課金。起動していた時間の分だけ課金される。
リザーブドインスタンス:以下RI。停止させない本番サーバ向け。期間は1年か3年、支払い方法は前払い・一部前払い・前払いなしといった条件から選べて、オンデマンドより最大75%安く使用できる
スポットインスタンス:オートスケーリングや開発環境向け。急に中断される可能性があるのでその分安い(オンデマンドに比べて最大90%)

購入オプション(と呼んでいいのか微妙ですが便宜上これでいきます)は以下の2つです。
キャパシティ予約:EC2インスタンスを起動する際必要なリソースを事前に確保すること。
Savings Plans:使用量をコミットメントすることで割引が適用される料金プラン。

以前までは「スケジュールされたリザーブドインスタンス」という買い方がありましたが、今は廃止され、オンデマンドインスタンスでキャパシティ予約をして使う方法が推奨されています。
「毎週金曜日に3時間だけ使用する場合、どの購入方法が適していますか?」のような感じで出題されることが多く、この場合の正解は「オンデマンドインスタンス+キャパシティ予約」になります。

それぞれの割引率や、割引が適用されるための条件などは必ず理解しておきましょう。
わたしは幸いにも、SavingsPlansについて現場でAWSの営業担当から説明して頂いたり、RIとオンデマンドインスタンスを比較した費用算出を担当したりしていたため、改めての学習は必要ありませんでした。
が、1から理解するとなると結構時間がかかる部分ではないかと思います…!

◆問題文で問われていることを的確に理解すること

「コスト最適化」なのか「冗長性の確保」なのか「性能の向上」なのか…など、どの観点を聞かれているのか理解して解くようにすると、少し回答に迷うような問題でも、消去法で答えを導き出せます。

例えば以下のような問題の場合…
問:ある時間帯にユーザからアプリケーションへの画像取得要求が増加し、画像配信速度の低下が発生しています。配信速度を向上させるために適切な方法はどれでしょう。
①SQS+Lamdbaを使用する
②DynamoDBを設定する
③CloudFrontを設置する
④アプリケーションをホストしているEC2にオートスケーリングを設定する

⇒この場合の正解は③のCloudFrontになります!
一見すると④でも応答速度の向上が見込めそうですが、アプリケーションをホストしているEC2の負荷は軽減できても、配信速度の向上はできません。
この問題では「画像取得要求」が増加していて、「ユーザへの配信に時間を要している」ため、コンテンツ配信サービスであるCloudFrontが最適です。

このように、問題文をよーく読み、実現したいことを正しく理解することがとても大事です!
当たり前のことを言っていますが笑、SAAの問題は思わず引っかかってしまいそうな巧妙なつくりになっているので、選択肢に迷うときは一旦冷静になって、どの観点を問われているのか読み解くことが鍵となります。


受験結果


759点で合格しました。
合格点は720点なので、ギリギリってわけでもなく余裕ってわけでもなく反応しづらい結果。笑
個人的にはギリ落ちるかギリ受かるかどっちかだなと思ってたので、思ってたよりは取れてました。

ちなみに今回自宅で受けられるオンライン試験ではなく、テストセンターへ行って受験しました。
5/1~7/31までは、ピアソンVUEのオンライン試験を利用すると2回目の受験費用が無料になるキャンペーンをやっていたので、落ちても次無料で受けられる!という安心感をもって受けることができたのですが、予約時のわたし「最初から落ちた時のこと考えて保険かけるなんてくそダサいわあ!オフラインでいったらあ!!!!!」という謎の精神状態だったため(心の中のリトルヤンキーうるさすぎ)、この便利なキャンペーンを使わないという暴挙に出ました。
※のちのちしっかりと反省しました。

オンライン試験だと事前にツールをインストールする必要があったり、30分前にログインして周囲環境(カンニングできる要素がないかどうか)のチェックがあったりと面倒な部分もありますが、時間ギリギリまで準備できるし、何より慣れ親しんだ端末で受けられるというのが本当に大きなメリットですよね。
わたしはテストセンターのバカでかいモニター(問題文を端から端まで読むには目だけじゃなくて首ごと左右に振らないと無理)と、時折視界に入ってくる、あまりにもわからないのか机に突っ伏し頭を抱えてウンウンうなっている迷惑おじさんに苦しめられました。


この記事を書いているALHには 20名を超えるAWS資格コンプリート者が在籍中!

最後に


今回は無事2週間で間に合わせることができましたが、やっぱりどう考えてももう少しスケジュールに余裕を持つべきでした!
次にこういった資格試験に挑むときは、詰め込まないで済むよう余裕を持ったスケジュールを心がけようと思います…笑

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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