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SAP on AWS – Specialty受験体験記

インフラエンジニアのY.Aです。
AWS資格全冠制覇に向けて、最後の資格「SAP on AWS Specialty(PAS)」を取得する決意をしました。
SAP on AWS Specialty(PAS)は、2022年4月25日にリリースされた新しいAWS認定です。
今回、SAPを0からスタートして取得できた試験準備のコツなどについてまとめてみました。

この記事を書いているALHには 20名を超えるAWS資格コンプリート者が在籍中!

【参考・SAPについて】
SAP(エスエーピー)とは、ドイツに本社を置くソフトウェアの大手ベンダーです。一般的には提供しているソフトウェアを指していることもありますが、正確にはSAPは会社名であり、製品名ではありません。1972年にERPパッケージ(統合業務パッケージ)ソフトのベンダーとして、ドイツのワルドルフで設立されました。世界で最初のERPとなったSAP社の「R/1」は、1973年にリリースされました。リリースされて以降、40年以上に渡り、SAP社のERPソリューションは、R/1からR/2。R/2からR/3に進化を続け、企業を支えてきました。そして、SAP社が提供する最新のERPがSAPS/4HANAというソリューションです。(なお「R」は、リアルタイムという意味です)


今までに取得した資格(AWS)

SAP on AWSの取得によりAWS認定資格の全冠制覇を達成しました!!

試験概要

■試験時間:180分
■問題数:65問(採点対象は50問)※どの問題が採点対象かはわからない
■合格基準:750点/1000点
■受験料金:30,000円(税別)
■受験方法:テストセンターor自宅

試験内容の主な分野

■AWSでのSAPワークロードの設計
■AWSでのSAPワークロードの実装
■SAPワークロードのAWSへの移行
■AWSでのSAPワークロードの運用とメンテナンス

勉強方法

実は、資格を取得した時点でUdemy、koiwaclubなどのWEB問題サイトにPAS用の問題が発表されていませんでした・・・
そんな中で自分なりに勉強した方法をまとめました。
(2022年4月にリリースされた資格のため、問題作成に時間がかかっているものと推測される)

学習の流れ

実際の勉強の流れはこんな感じです。

1. AWS Skill Builderの学習サイトを受講
2. AWS SAP on AWS Speciality受験対策ブログをチェック 
3.公式サンプル問題を解く
4.公式模擬試験を解く
5.模擬試験の正答率が100%になるまで1~4を繰り返す

最初に試験を受けたタイミングでは90%になったタイミングで受けた結果不合格になりました→100%になってから受けたほうが良いと思い、再度同じ勉強方法を正答率が100%になるまで実施し、再試験で合格しました(100%になるまで2週間程かかりました・・・)

1. AWS Skill Builder

ここでは資格認定に必要なSAP on AWSの全容を掴みます。このサイトは資格取得に必要な情報が分かりやすくまとまっていたのでおすすめです。
しかし、Skill Builderに載っていなかった内容も出題されたのでこれだけでは試験対策は不十分でした!

2. AWS SAP on AWS Speciality受験対策シリーズ

こちらはSAP BASISエンジニアの方が試験対策のための情報をまとめたブログです。Skill Builderに記載されていなかった問題をチェック!(本試験で出題された内容あり)

今回の試験対策で一番お世話になりました。Skill Builderとあわせてチェックすることで、試験対策で必要なSAPの知識を網羅できました!

3.公式サンプル問題集

問題を解き、理解が曖昧な箇所を把握て弱点を克服します。すべての問題の解説を読んで、疑問に思った部分を調べました。ブログ「AWS Certified: SAP on AWS - Specialty のサンプル問題を解いてみた」に記載されている解説が一番役に立ちました。

4.公式模擬試験

問題を解いて、理解が曖昧な箇所を把握して弱点を克服します。すべての問題の正誤解説を読み、疑問に思った部分を調べます。これは解説に参考のリンクがあったのでチェックしやすかったです。

昔の模擬試験と比べて、誤りの選択肢にも解説が掲載されているので、誤りの理由を理解するのにとても役立ちました。
何度受けても同じ問題しか出題されないのと、英語版のみなのでGoogle翻訳で日本語に変換しないと行けなかったのは苦労しました。

所感

WEB問題集がリリースされていないので、問題集ありきで試験対策をしていた人にはちょっととっつきにくい試験だと思います。なるべく早い段階でSAP on AWSの全容をつかみ、試験勉強をスムーズに進めていくことができるかが重要だと感じました。

AWSの知識のみでなんとかなりそうな問題もありましたが、ソリューションアーキテクト-プロフェッショナルを取得されている方、または同等の知識を有している方であれば余裕で回答できると思います。
問題では、既存のオンプレミスからAWSへの移行といったことが多く問われているような感じがしました。(認定区分が開設された背景の一つにあるのではないかと思います)

経済的に余裕があれば、模擬試験を受けるつもりで本試験を受けることをおススメします。自分は最初の試験で不合格になりましたが、2回目で合格できました(ギリギリでしたが。。。)
※万全を期すのであれば、Udemyなどで問題集がリリースされるまで様子を見たほうがよいと思います

試験の準備を通じて関連するAWSサービスの知識が習得できたのが収穫でした。知識を生かすため、いろいろなAWS案件にたずさわれたらいいなぁ、と思います。




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