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Oracle Database SQL 受験レポート
はじめまして!
ALH開発事業部のR.Kです。急に寒くなってきましたね、月日の流れる速さに驚愕しております。
さて、今回の投稿内容は「Oracle Database SQLの受験レポート」です。
結構前になりますが、Oracle Database SQLに試験を受けてきました。なのでこれから受ける方の役に立てるよう備忘録を残しておきます。
皆さんの参考になれば光栄です!
ORACLE MASTERとは
・Oracle Databaseに関する技術力を証明するITベンダー資格
・1997年から提供が開始され、世界レベルで認定されている資格の一つ
・日本国内の累計資格者は27万人を超える
・2020年から新資格制度が導入された
・ORACLE MASTERにはORACLE MASTER DBAとORACLE MASTER SQLの2種類
がある
Oracle試験の枠組み(新制度)
Oracle試験は新制度に変更しており、より幅広い人が受験しやすくなっています。
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![](https://assets.st-note.com/img/1665043103139-y3HL5beMg7.png?width=800)
試験概要
試験名:Oracle Database SQL(1Z0-071-JPN)
認定資格:ORACLE MASTER Silver SQL
試験時間:120分
出題数:78問
合格ライン:63%
試験料:32,340円(税込)
試験形式:コンピュータを使用した選択肢形式
受験方法:全国のピアソンVUEテストセンターで毎日受験可能
出題内容
出題内容は以下の表のとおりで、背景が黄色の部分は他のDBの知識でもほぼ対応できる箇所になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1665043187397-p8NXkE4fqo.png?width=800)
おすすめな人
・現場がOracleDB、実際にSQLを使用して開発を行なっている人
→試験対象者にマッチしているので、受けましょう
・SQLの初心者、勉強を始めたての人(DBの種類問わず)
→OracleDBに限らず、他のDBでも対応できる基礎的な内容が多いため
・SQLの基礎を復習したい人
→SQLの基礎的な内容が多いため
おすすめしない人
・現場がOracleDBではなく、かつSQLに触れることがない人
→勉強しても現場で使えることがないため
・SQLの基礎は完璧と自信がある人(DBの種類問わず)
→基礎的な内容が多いため
・SQLよりもOracleDBについて学びたい人
→SQLがメインなので、あまりOracleDBについて学ぶことはできないDBA
系の試験をお勧めします!
例題①
commission_pct列がNULLでないデータを抽出したい場合、どのようなWHERE句を使いますか?
WHERE commission_pct ^= NULL
WHERE commission_pct != NULL
WHERE commission_pct NOT = NULL
WHERE commission_pct NOT IS NULL
WHERE commission_pct IS NOT NULL
解説
答えは5の WHERE commission_pct IS NOT NULL
→NULLでないデータを抽出する場合はIS NOT NULL条件を使用します
NULLであるデータを抽出する場合はIS NULL条件を使用します
例題②
内部結合と外部結合について正しい説明はどれですか
外部結合は結合条件が一致しない行のみを戻す
完全外部結合は結合条件が一致しない行のみを戻す
内部結合で返される行数は、外部結合で返される行数より常に多くなる
内部結合は結合条件が一致する行のみを戻す
解説
答えは4の 内部結合は結合条件が一致する行のみを戻す
![](https://assets.st-note.com/img/1665044157002-HF8ij4s989.png?width=800)
例題③
次のコマンドでCUSTOMERS表を作成しました。正常に実行されるINSERT文はどれですか。
CREATE TABLE customers
(customer_id NUMBER(4) PRIMARY KEY,
name VARCHAR2(20) NOT NULL,
start_date DATE DEFAULT SYSDATE,
comments VARCHAR2(1000));
INSERT INTO customers VALUES (3, 'KING', null, 'From Web campaign');
INSERT INTO customers (customer_id, name, start_date) VALUES (2, 'ALLEN');
INSERT INTO customers VALUES (1, 'SCOTT');
INSERT INTO customers VALUES (null, 'SMITH', null, 'With 10% discount');
解説
答えは1の INSERT INTO customers VALUES (3, 'KING', null, 'From Web campaign');
2.INSERT INTO customers (customer_id, name, start_date) VALUES (2, 'ALLEN');
→列リストに指定した列数とVALUES句で指定した値の数が異なる
3.INSERT INTO customers VALUES (1, 'SCOTT');
→列リストの指定を省略できるのはVALUES句で全ての列の値を指定した場
合のみ
4.INSERT INTO customers VALUES (null, 'SMITH', null, 'With 10% discount');
→customer_idは主キー制約を設定しているのでNULLは設定できない
おすすめの勉強法
・SQLを自分で打って、結果を確認すること
・無理にOracleDBを構築しない
→難しい人にはOracleLiveSQLをおすすめします
・問題集を9割以上正解できるまで何度も繰り返す
(正解を覚えるのではなく、選択肢の全てを説明できるようにする)
→おすすめ問題集は黒本(オラクルマスター教科書 Silver SQL Oracle Database SQL)一択!!
・SQLの内容を簡単な図に描いてみる
受験感想
・問題集と似た問題が多い
・時間はかなり余る(1週40分ぐらいでした)
・相変わらずPC画面のテキストが読みにくい
→SQL文やテーブル定義が別画面になることがある
・SQLの基礎的な知識が身についた
・OracleDB独自の内容はあまり習得できなかった(PL/SQLなど)
・これだけではエキスパートにはなれない
SQLは開発者にとっても必須なスキルになので、勉強するのはとても大切です。
ただ個人的にはSQLの勉強は難しいので、勉強の指針として本資格の取得を目指すのをおすすめします!
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