エンジニアがオススメする本を紹介します!『いちばんやさしいDXの教本 人気講師が教えるビジネスを変革する攻めのIT戦略』
こんにちは!第二開発事業部のRKです。
今回からALH公式アカウントではエンジニアがおすすめする本紹介がスタートするのですが、記念すべき初回は私、RKがつとめさせていただきます!
今回この本を取り上げることになったきっかけ
実は、今私が参画しているプロジェクト先の企業が社内全体でDXを推進し始めていて、DXに関する説明会に参加したんですね。
私は説明会に参加する前は「DX=業務のデジタル化」のことだと思っていたんですが、説明を聞いていくうちに、DXは自分が考えているほど単純なものではないということに気付かされました。
それがきっかけでDXに興味を持ちはじめたことと、自分にDXに関して知識が無かった事に気づき、一から勉強したいと思い本書を手に取るに至りました!今、様々な企業でDX推進が進んでいて、DXについての知識を身につけていれば損はないですしね。
ぜひ、こんな人に読んでもらいたい!
まずはDXには興味はあるけどあまり知らない、あるいはこれから学びたいという方には是非読んでいただきたい本です!
かなり優しく書かれているので、特に問題なく最後まで読み進めることができると思います。
あとは、DXに携わるエンジニアはもちろんなのですが、それ以外にも非エンジニアの方にもぜひ読んでいただきたいですね。所属する企業のDXが今後進めば必ず全ての社員が影響を受けることになりますので、今のうちにその概要だけでも本書で抑えていただければスムーズにDXを受け入れることができるのではと思っています。
私が本書をオススメしたいポイント
オススメしたいポイントは3つあります!
1つ目はDXの初歩から学べることです。そもそもDXとは?から始まり、メリット・デメリットが分かりやすく解説されています。
また本書の初めの方でDXの概要を解説し、後半ではDXを実現するまでの流れが詳細に解説されていますので、入門書以上の価値が得られると思います。
2つ目は実際の事例が多く掲載されていることです。実在する企業のDX事例を知ることができるので非常に勉強になる上、DXをイメージする際に参考になりました。解説だけでは退屈なので、このような事例紹介は興味を引く内容でした。
3つ目は図が多いことです。タイトルで「いちばんやさしい」と謳っているだけあり、2,3ページに1つは図がありました。文字だけよりも図があった方が理解やアウトプットのスピードは格段に違うと思うので、この点も含め入門書として非常にオススメできます。
本書はざっくりこんな内容です
前半部分はDXの解説、後半部分はDXの実現方法と成功事例が書かれていて、初学者だけでなくDXに取り組もうとする方にもお勧めできる本になっています。ざっくりと概要は下記の通りです。
·DXを正しく理解する(DXとは?、メリットデメリットなど)
·企業体質をデジタルファーストにする(DX化に向けた準備、企業体質づくりなど)
·DX時代の開発手法(DXへの具体的な進め方)
·新しいビジネスを生み出すデータ活用方法
·DXの成功事例を読み解く
·DXのその先
本書から得られた気付き
①DXを実現するには段階があること(デジタル化=DXではない)
本書を読むまではデジタル化=DXという考えを持っておりました。また具体的な方法やその中身を全く知らなかったと実感しました。
しかしながら本書を読んだところ、ゴールであるDXの実現には前フェーズとしてデジタイゼーションとデジタライゼーションがあることを初めて知りました。(この2つの用語は初耳でした)
詳細は本書にありますが
デジタイゼーション···アナログデータをデジタル化すること
デジタライゼーション···業務全体をデジタル化により効率化すること
つまりDXを実現するには前提としてまずアナログデータ(顧客情報や契約書など)をデジタル化し、それらを活用するためにアナログ業務をデジタル化する(クラウド活用するなど)過程を通ることが必須なのです。
よくよく考えたら結構当たり前なのですが、DXばかり意識してその土台を意識していなかったなと感じました。
そしてその土台である業務のデジタル化の先で「新しい価値」を生み出すことこそがDXであると書かれていました。
新しい価値というのは色々あると思いますが、例えば社内ではコスト削減やより多くの業務がこなせるようになるといったものが当てはまると思います。
社外的には業務の効率化により社員の勤務意欲が向上し、より良いサービスを消費者に提供できるようになったことが当てはまると思います。
あくまで一例ですが、これらが新しい価値を生み出すことであり、つまりDXです。単にDX=デジタル化と考えてはいけないと気づきました。
②DX推進は業務改善にもつながる
DXを実現するには先述した通り、前段階として業務のデジタル化をしなければなりません。
しかしそのためには現在の業務をきちんと把握する必要があります。つまりDX推進によって今の業務を見直す機会を得ることができるのです。
それにより課題や無駄を洗い出すことにつながります。
DXの実現には多大な労力や期間が必要になりますが、DX実現に向けて動き出すだけでもメリットが大きい事に気づきました。
③2025年の崖(DXのデッドライン)
2025年の崖とは経済産業省が発表したレポートのことで、 「2025年までにDXが進まなければ最大で年間12兆円の経済損失が生じる」とDXの重要性を説いたものになります。
つまり今後のデジタル社会を生きていくにはDXが必要であると政府が危機感を抱いているということです。
政府のDXは全く進んでいないのでは?と思いますが、それだけDXが重要なものであるという証拠です。
このような発表があったことはもちろん、残り3年しかないということに非常に驚きました。
私はDXを推進する立場にありませんが、自社や参画先でDXを進める方針があれば積極的に協力していこうと思いました。
本書を読んだところDX実現はかなり大変そうでした...。(やりがいは大きい仕事だとは思います!)
本書を読んで思った事・感想
本書を読んでDXの理解を深めることができました。
DXの実現までは非常に労力のいる取り組みだと感じましたが、やはりITが進歩を続ける中でビジネス領域を拡大するためにはDXの実現が必要であると思います。
特にここ数年新型コロナ感染症が流行った際には多くの企業でDXが推進されたと思いますが、DXを進めた企業とそうでない企業ではもしかしたら企業活動ないし売上に違いが出ていたのかもしません。
今後も新型コロナ感染症のような状況がいつ起こるかわからないので早めにDXを実現させる必要がありそうです。
本書にも紹介がありますが2025年が境目となるようです、もう間も無くですね。
追記として、私が勤めるALHは結構DXが進んでいると思いました。さすがIT企業ですね!
この記事がみなさんが本書を手に取るきっかけになると嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。
【今回ご紹介した書籍】
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