見出し画像

【合格体験記】CCNP ENARSI

初めまして、インフラエンジニアのK.Nです。
2021/12/4にCCNP ENARSI合格しました!
本記事では、試験概要や勉強方法を紹介していきます!

CCNP ENARSI とは?

本試験は、「CCNP Enterprise」を取得するためのコンセントレーション試験の一つです。

まず、CCNP Enterpriseから説明します。

CCNP Enterprise とは?

CCNP Enterpriseは、企業向けのネットワークソリューションスキルに対して、プロフェッショナルレベルの能力を認定する資格です。

改訂前でいうと、CCNP Routing & Switchに該当します。
CCNPといえど様々な種類(CCNP Security等)がありますが、その中で最も一般的なのがEnterpriseです。
CCNAのプロフェッショナル版と認識していただいて相違ないかと思います。

このEnterpriseを取得するためには、2つの資格試験を受ける必要があります。
1つは、コア試験と呼ばれる「350-401 ENCOR」で、こちらは受験必須です。
もう1つは、コンセントレーション試験と呼ばれ、下の試験から好きなのを1つ選んで受験します。

受ける順番は関係ありません。
私のようにENRASIを先に受験する手もアリです。
またコアもコンセートレーションも資格試験であるため、Linucのように2つ試験を受けて初めて資格が認定されるのではなく、それぞれの試験に合格することでスペシャリストとして認定されます。
例えば、ENRASIに合格すると「Cisco Certified Specialist - Enterprise Advanced
Infrastructure Implementation」と認定され、ちゃんとバッチも貰えます。

受験料申請等で、スコアレポートだと受け付けてくれない会社の場合でも心配無用です。

試験概要

さて話を戻してENARSIです。

出題内容は以下の通りです。
改訂前のCCNP ROUTEに近いかなと思います。

その他試験概要は以下の通りです。
他のCisco試験と大体同じだと思います。

なぜENARSIなのか?

単純に仕事で必要だったからです。笑

元々CCNA程度の知識が必要ですよ~と言われていたため、仕事しながらCCNAを取得したものの、これ参考書のどこにも載ってなくね?という技術用語やコマンドが結構ありました。
ことルーテイングに関しては、EIGRPとBGPが採用されているにもかかわらず、CCNAで頭に入ったのはOSPFとスタティックのみだったため、取得後もグーグルと向き合う日々が続きました。

それからなんかやかんやで1年経ち、知識も自然と溜まってきてはいましたが、業務が段々クラウドに偏っていき、ついにはAWS SAAを取得していて、ネットワークが手薄になっていました。

せっかくCCNAを取ったのに全部忘れては勿体ないと思い、受けるならCCNPかなと調べましたが、ENCORの出題範囲には微妙に被らない部分があることに気づきました。特に自動化やプログラミング、SD-WAN周りの最先端系?技術は全く使っていない(失礼)。

そこで、より現場業務と使われているような汎用的な技術を学びたいと思い、ENARSIを先に受けることにしました。
上記にもあるとおり、EIGRP・BGPはマストでしたし、VPN・再配送・VRF周りも素通り(会議や資料で出てきたものの自分の業務ではない)していたため、一度ちゃんと勉強しておく必要があると感じました。

実際に勉強していく中でも、あの人これを言ってたのかと気づく点が多々あった(不足している点を補っているので当たり前)ので、受験してよかったなぁと思っています。

勉強方法

CCNA忘れかけの状態から、3カ月程度勉強しました。

1. 参考書3回読み(1ヶ月)

参考書は、シスコ技術者認定教科書 CCNP Enterprise 完全合格テキスト&問題集 [対応試験]コンセントレーション試験 ENARSI(300-410)を使いました。

1回目は、ざーっと中身を確認して、各章が何を説明しているか理解することに努めました。
2回目は、内容理解に徹しました。
コマンド覚えるのは一旦置いておいて、機能理解を重視しました。
3回目は、機能理解の確認と、コマンド理解に努めました。
参考書読んだだけでコマンドは覚えられないので、機能が具体的にどうコマンドに結び付いているかを焦点に進めました。

2. 問題演習(2カ月)

主にPing-tを使いました。
最初にENCORで被っている部分を勉強し、次に改訂前のCCNP Routeを勉強しました。
CCNAを受験したときにPing-tの難易度がいささか低い気がしたので、すべて金Boxに入れることはせず、出題範囲のみ銀に入れる程度にしました。

それから海外のサイトで勉強しました。
適当にググって評価が高めなものを選びましたが、本試験でも似たような問題が出題されました。
受験終わって振り返っても、これが一番効いた感じがします。

3. 模擬問題(ラスト1週間)

最後に上記参考書の特典の模擬試験に取り組みました。
参考書内の問題演習は簡単ですが、模擬問題は本試験に合わせて難しめに作られているため、直前対策に良いと思います。

受験前の自分にアドバイスするとしたら

・MPLSとBGPがびっくりするぐらい出るから、ちゃんとやっとけ。
 特にMPLSは参考書だとサラッとしか解説してないから注意

・VPNの設定は、DMVPNを覚えておけば基本大丈夫。

・DNA Centerから逃げるな。丸暗記でいいから覚えろ。

まとめ

合格したもの、インフラストラクチャサービス死ぬほど点数低かったです。
間違いなくDNA Centerが足を引っ張ってます。
そこも含めて本記事が参考になれば嬉しいです。

ENCOR受かるかな。。


この記事が参加している募集

企業のnote

with note pro

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!